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イスラム教徒の一夫四妻の始まりのきっかけ

世界中のほとんどの国では、実態はどうであれ一夫一婦制で社会生活を送ることが法律で決められており、妻の権利というのは守られることになっている。ところが、4人まで妻を持つことが許されている国もある。それがイスラム教圏の国で、コーランがこれを認めているからだ。なかには、トルコのように社会慣習として一夫多妻は認めるが、法律的には一夫一婦制という国もあり、ここでは第一夫人だけが入籍できることになっている。イスラム国では第一夫人も第二、第三、第四夫人までみな平等の権利を持ち、差別することは許されない。それぞれの夫人の子供についても同じだ。ということは、すべてに同レベルの生活を保証するということであり、夫人を二人以上持つというのは男性の経済力の証明にもなるわけだ。コーランが一夫多妻を認めるようになったのは、イスラム布教のときの戦いのためだったといわれている。勢力圏を増大するための戦争では、多くの兵士に犠牲者が出た。独身の兵士ばかりではない、妻子持ちも戦場に駆り出されているから、残された家族は路頭に迷うことになった。そんな残された女性と子供の生活が立ち行くようにするには、別の男性と再婚するしかなかったのだが、男性人口には限りがある。それなら、生き残った兵士が残された家族の面倒を見てやるのがいちばんいい……というわけで一夫多妻が認められることになっていった。こうしてあくまで戦後の救済措置だったものが、世の中が安定してきても社会慣習として残り、正式な結婚の形態にまでなったという。

ホテルの庭に観光用として植えてあるヤシ

意外と危険なのはホテルの庭に観光用として植えてあるヤシで、全く手を入れていないところもある。そういう所はサービスも推して知るべしなので、ヤシの手入れが悪いか否かがホテルを選ぶ際のチェックポイントになるかもしれない。島によっては、朝散歩をしていると茶色に完熟した実が地面に落ちていることもある。それを拾ってヤシの実ジュースを飲もうと思う人もいるだろうが、古くなった実ほど振るとチャポンチャポンと音がする。こんな実のジュースを喜んで飲めば下剤同様で、即トイレ行きだ。そもそもヤシの実のジュースが旨いというのは観光用の宣伝でしかない。その証拠に今や南の島民もよほど辺鄙な所に行かない限り、バドワイザーなどで喉を潤しているのだ。どうしても飲みたいならば、ドリンク用として植えられたオレンジ・ココと呼ばれる、背が低く実が赤いヤシを選ぶといい。飲み頃の実には樹にハシゴを掛けられていて、それが目印となる。ただしヤシには一本一本持ち主がいて、無断で実を取ると現地の法律で罰せられてしまうから注意しよう。このほか、観光用の飲み物として若いヤシの実を切って小枝の部分から出る白い樹液を溜め、1週間ほど発酵させて造るヤシ酒もある。ミクロネシアではこれをトゥバ、セイシェルではトディと呼び、自宅の庭やヤシの樹を持つ現地の人が歓迎の印にふるまってくれることもある。またヤシの胚芽を使った“ヤシの芽サラダ”なる珍料理もある。1食作るのに1本のヤシの樹をダメにしてしまうこの料理、セイシェルではこれを“億万長者の食べ物”(ミリオネアーズ・ブース)として珍重しているそうだ。

沖縄は本土と気候が違う

沖縄では本土と気候が違うだけにそれに合わせた建築をめざした試みがされているが、名護市役所庁舎は風の流れを利用して冷房不要の建物を実現した。離島はいずれも素晴らしいが、とくに八重山諸島はエキゾティックな魅力にあふれており、石垣島の川平湾の美しい海の色、赤瓦の屋根の民家が美しい竹富島、西表島のマングローブなど見どころが多い。宮古島の人々は情熱的で激しく団結心が強い。参加者が一人ずつ口上を述べながら乾杯を繰り返す「お通り」といわれる風習など有名だ。マラソン、自転車、遠泳を組み合わせたトライアスロンはここから盛んになったし、かつて難破したドイツ艦船の乗組員を助けたことにちなむ上野村のドイツ村などユニークなプロジェクトも多い。沖縄は伝統工芸の宝庫で、壷屋焼や琉球漆器も独特の味があるが、繊維製品に優れたものが多く、華やかな絵柄の紅型(染め物)や、重厚な宮古上布などは第一級の民芸品である。


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